2010年はルー・ピネラ監督が8月22日のブレーブス戦を
最後に引退。地区優勝どころか、悪夢の5位転落。
開幕から5ヶ月間、連続負け越し。投手陣も打線も全く
不振の1年でした。
カブスを買収したリケッツ氏は、大改造を指令。再建へ
スタートのシーズンです。
後任監督は、三塁ベース・コーチから代行指揮した(24勝13敗)
マイク・クワデイ(53)が正式就任。カブスのマイナー組織一筋の
監督です。ジム・ヘンドリーGMはこのオフ、16人を
放出、13人の新顔を迎えましたが、その目玉は
昨年、レイズでノーヒット・ノーランを達成したマット・ガルザ投手
の獲得です。これで、カルロス・ザンブラーノ、ライアン・
デンプスターの先発3本柱が完成。中継ぎに
シカゴでは人気が高い、ケリー・ウッド投手を
ヤンキースから呼び戻しました。
レイズからは28本塁打、84打点の大砲、C・ぺーニア
を獲得。デレク・リーの抜けた一塁に予定しています。
しかし、ぺーニアは昨年、打率・196、三振158個。
この粗さで果たして務まるのか?です。
キャンプは、今季もアリゾナ州メサのホホカム・パーク。
これで1979年から31年もの長いメサです。
アリゾナでは、ほとんどのキャンプ地が施設を一新
したのに、メサだけは改修遅れのまま。
取り残された感じのカブスは、リケッツ・オーナーが怒り
「改修しなければフロリダへ移転する」と、宣言。
驚いたメサ市は新設施設費用に8400万㌦の支出を
決議。2014年のキャンプインに間に合わせる、約束を
取り付け、何とか、移転騒動は収まりました。
カブスはアリゾナの人気一番チーム。今度の新球場は
1万5000人収容(今のホホカム・パークは1万2500人)
と、アリゾナ最大になります。
新監督は「どのポジションも競争」と、宣言。1番の福留外野手
も契約ラスト・イヤーで背水の陣です。
了
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