クーパースタウン野球殿堂入り開票は、1月5日、
全米野球記者協会から発表されます。
今年度は候補者33人。新顔19人、継続資格者14人です。
19人の中で資格を得た1年目の注目選手は、
アストロズ一筋に15年間プレー、鉄人後継者、と
言われた、ジェフ・バグウェル一塁手の行方です。
1994年、ナ・リーグMVPを受賞したときは満票。この
年は打点王、ゴールド・グラブ賞も受賞するベスト・
シーズンでした。最多出場4回も記録。その
献身的なプレーぶりは、地元のファンばかりか、
多くのファンに愛されたスターでした。
「彼こそ殿堂入りにふさわしい」という援護の声
も挙がっています。
彼は薬物問題のような、暗い経歴もない、クリンな
態度で支持派は多い、と思われますが、さて、75%以上の
得票が得られるかどうか、何とも言えません。
ライバルは2回MVP受賞のJ・ゴンザレス外野手、
1997年MVP、首位打者3回のラリー・ウォーカー
外野手ら。
これまでの候補者では、5回目のマーク・マグワイア一塁手。
薬物疑惑は影を落とし、年々、得票は減るばかり。
過去を反省してクリンになった、とも言えきれないのが
悩みです。
「得票が全体の5%以下だと、以後、資格を失う」
と、規定されているので、このまま減って行くと、将来は消えて
しまうかもしれません。
(了)
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