3勝1敗でフィリーズに王手を掛けた、
ジャイアンツの注目の選手は、4番を打つ新人、
バスター・ポジー捕手です。
第4戦は5打数4安打。サヨナラの舞台を作り
ました。ポスト・シーズンで新人捕手がクリンアップ
を打つのは、ポジーが史上初めてです。
新人がリーグ・シリーズで4安打したのは、
1996年、ヤンキースにデビューした、デレク・
ジター遊撃手以来、14年ぶり、史上2人目の
快挙です。
フィリーズのチャーリー・マニュエル監督も、
ジャイアンツのブルース・バウチー監督も、
このポジーの活躍には驚くばかりでした。
「捕手としての守備もいいし、肩も強い。
4番を打つ、その左右に打てる柔軟な
バッティングがすごい」。
サヨナラの舞台は、ポジーが救援を買って
出たオスワルト投手から右翼へ打った
クリン・ヒットでした。
どこにも打てる広角打法の捕手、といえば、
ツインズのジョー・マウアーそっくりです。
フロリダ州立大学時代から注目のスター。
2008年のドラフト1位で入団したとき、
610万㌦(約5億2000万円)の大金
ボーナスでサイン。
7月に3Aから昇格。あっいう間の、一気の躍進です。
投手から内野、外野の全ポジションを
こなしたことがある天才です。どこまで飛躍するのか、
今後が楽しみです。
了
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