あと、地区優勝が決まらないのは、ヤンキース、レイズが同率
で争う、ア・リーグ東地区と、ジャイアンツ、パドレスの1,2位が
直接対決する、ナ西地区だけです。
注目はナ西地区です。サンフランシスコで首位・ジャイアンツ
と、2位・パドレスの直接対決3連戦。
シーズン最終シリーズで胴上げが決まるのは、これ以上は
ない、素晴らしいフィナーレではありませんか。
いま、4連勝中のジャイアンツは、パドレスに「3差」を付けて、
”あと1勝”でポスト・シーズンへ進出が決まる、絶対有利の
条件です。満員のファンが後押しする、ホームのサンフランシスコ
なのですから、1日にも、すんなり決まるはずですが、
独走から一気に2位に転落したパドレスは「おれたちは彼ら
に自信があるからね」と、ゆとりの遠征です。
今季、両者はパドレスが10勝5敗、と大きくリード。特に
サンフランシスコでは5勝1敗の圧勝なのです。
もし、パドレスがスィープして、同率首位に並べば、シーズン
成績からパドレスの優勝になります。
ここで、問題なのは、ナ・リーグ2位のブレーブス。いま、90勝69敗
で、パドレスを2勝上回っているので、ワイルドカードも優位に
立っていますが、ブレーブスは地元にフィリーズを迎えた3連戦。
もう、フィリーズは、年間1位を確定しているため、ブレーブスは
1勝以上してワイルド・カードを確保。コックス監督の最後の
花道を飾りたい、ところです。
しかし、万一、ジャイアンツ、パドレス、ブレーブスが3チーム同率に並んだ
ときは、「西地区優勝」(4日)「ワールド・カード決定」(5日)の1試合
プレーオフが予定されています。(いずれもサンディゴで開催)
果たして、どのチームが笑うのでしょうか。
了
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