やりましたね、ジャイアンツ!。またも、1点差の勝利です。
しかも、逆転の離れ業。フィリーズ3連覇の夢
を砕いたのです。
1958年、ニューヨークからサンフランシスコへ移転
したジャイアンツは、まだ、移転以来、一度も王座がない
のです。
3回ワールドシリーズに出ていますが、1962年は、
ヤンキースとの大陸横断シリーズ。交互に勝つ3勝3敗の末、
ホームの最終戦、0-1で惜敗しました。
27年後の1989年は、アスレチックスに
ストレート負け。2002年もエンゼルスに3勝2敗
と、王手を掛けながら、アナハイムで連敗。
あと一歩で逃してきました。
この2002年以来のレンジャーズとの「西地区決戦」です。
最後にワールド・シリーズに勝利したのは、
1954年、インディアンスにストレート勝ち
して以来、実に、56年もの長いブランクが
あります。
この1954年第1戦は、ジャイアンツのウィリー・メイズ
中堅手が背走してヴィック・ワーツの大飛球
をキャッチした、歴史的な美技が今も語り草
になっています。
こんなに王座のブランクが長いチームは、
1908年が最後のカブス(102年)1948年
のインディアンス(62年)に次ぐ、歴代3位の沈黙
なのです。
ニューヨーク・ジャイアンツ時代は5回優勝の
名門・ジャイアンツ。果たしてこの空白を破れるのか?
私は、1989年、2002年のシリーズを取材
しましたが、1989年は、サンフランシスコ大地震
の年。災害に見舞われたジャイアンツは、
戦意をなくし、再開しても、抵抗できませんでした。
2002年は、バリー・ボンズが4本塁打のパワー
を見せ、MVP確実でしたが、投手陣が崩れ、
目前の王座をさらわれたのです。
24日、サンフランシスコへ空路戻った
ジャイアンツ。ホームにレンジャーズを迎える、
27日の第1戦は、どんな試合を見せるでしょうか。
了
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