一番大事な表彰額は、入るとすぐ左側の壁に白い支柱で支えられた、
左右に別れた構成で掲げられていました。
黒地に金色の表彰文がくっきりと分かる、クーパースタウン野球殿堂と
同じ額です。右に11人。左側に14人。左が初期の表彰者です。
メッツはシェイ・スタジアムにも、クラブ・ルームに掲げられていましたが、
一般の方は入りずらい場所のため、ファンの目には止まりませんでした。
今回は「多くのメッツ・ファンのチームの伝統と歴史を理解して欲しい」
という、オーナーの号令で2年間の苦心の研究配置の末、公開された
ものです。
この場所なら、入場したファンは、ほとんどの人が「まず、ここを
覗いてから」と、気軽に入場するので、正面のラタンダにセットした
のは成功だった、と、思います。
私は「なぜ、新球場発足の年に公開しないのか。いつできるのか?」
と、不思議に思っていましたが、これだけ時間を掛けたものなら、
十分納得のいく展開、になった、と思います。
隣はグッズ・ショップ。この間の仕切りがないので、グッズを買った人は
「ついでに」と、博物館に寄りますし、「博物館を見てからショップへ」という
ファンもいて、その交流は激しく、場所はヤンキー・スタジアムの階段横
の奥まった部屋より、便利に設計された、と言ってもいいでしょう。
2つのワールド・シリーズ・トロフィーは、中央に置かれています。
しかし、今季のメッツは東地区4位に沈んだまま。12日の日曜日も、オスワルト
に4安打散発の完投勝利を許し、フィリーズに0-3の完敗。
ファンも3万1563人。前日より4000人も減りました。
今季「満員御礼」がないシテイ・フィールド。偉大な先輩は泣いて
いるのではないでしょうか。
(了)
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