ツインズのDH、ジム・トーミが9月4日、2本塁打を連発。ついにマーク・マグワイア
を抜き、通算最多本塁打歴代9位へ上がりました。
これで584本。8位のフランク・ロビンソンにもあと「2本差」。
このまま、故障さえなければロビンソンも通過するのは、時間の問題でしょう。
「夢の大台になった。健康ならやれる」と、言葉少なくコメントしました。
これで17回目の年間20本です。
トーミーは薬剤疑惑などなく、クリーンな存在です。
しかし、「オフはホワイトソックスを解雇され、電話を待つ毎日だったが、
誘いがなければ、どうすることもできないしね。ツインズには、本当に
感謝している」。
40歳のDHはいらない、と、フロントが考えるのは不思議ではありません。
どの球団もDHは余るほどいるからです。
ツインズは故障が多い、ジャステイン・モルノーの控えに、と思って契約
したのですが、またまた、モルノーが故障リスト入り。トーミーを
採用したのは成功だったのです。
4日は4番を打ち、右翼へ、左中間へ、と、とても40歳とは思えない
パワーを披露。ファンを驚かせました。
「私のあこがれの人は2人いる。親友のハーマン・キルブルー(ツインズ
歴代最多本塁打王)がいたのはツインズだし、それに、親父からは
ミッキー・マントルの話を毎日聞かされた。もう十分満足さ」。
「ルース(714本塁打)は抜けますか?」と、聞かれると「まさか。
辞めて釣りでもしているだろう」と、笑いました。
引退後はクーパースタウン入りは確実。候補初年度(引退後5年)に
文句ナシの当選でしょう。
了
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