ツインズは9月2日、1987年、1991年の2回、ワールド・シリーズ優勝
したときの正遊撃手、グレッグ・ガニエ(48)氏を表彰、今季のツインズ殿堂入り
を決めました。
2000年から殿堂表彰は始まり、これで通算22人目です。
ガニエは好守の遊撃手で知られ、成績は地味ですが「彼がいなかったら、ツインス
の優勝はない。非常に大事な選手だった」と、当時のトム・ケリー監督は
評価しています。
表彰式は9月4日、レンジャーズ戦の試合前、午後2時40分から行われ、
この日は「ツインズ誕生50周年記念ウィークエンド」の行事も重なり、
満員のファンで盛況でした。
当時、三塁ベースコーチだった、ロン・ガーデンハイヤー監督は「彼は大事なポイント
では絶対にエラーをしなかった。彼の守備のミスで負けた試合は記憶にない。
打球が彼のところへ飛べば安心だった」と、賞賛しています。
その生涯守備率は・980の高さでした。
この日は、多くのツインズ殿堂入りの方々が集まりましたが、先輩に祝福
されたガニエは「マイナーから昇格し、私にチャンスを与えてくれた、多くの
人たち、ファンのサポートのお陰です」と、控えめなあいさつ。
この日の始球式を務めましたが、ボールを受けたのは、ジョー・マウアー捕手。
ガニエが現役時代の背番号「7」は、いま、マウアーが付けています。
「メトロドーム時代は忘れないが、今季、こんな立派な専用野球場ができた
のはうれしい。いい球場です」。
ツインズの初代オーナー、カルビン・グリフィス氏の銅像も、ターゲット・プラザ
にお披露目されました。入り口近くには「ツインズ・トラディション・ウォール」
の歴史展示も公開されました。チャンスを見て、「ターゲット・フィールド」を訪ねたい、と、思います。
了
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