イチロー外野手が、ついに、9月23日、トロントのブルージェイズ戦
で、大リーグ史上初の10年連続年間200本安打の快挙を達成
しました。今後、だれも達成できない大記録、だと信じています。
しかし、問題点は、あまりにも打てないマリナーズではない
でしょうか。
この日も、右腕エースのヘルナンデスが、2安打散発
で完投しているのに、1回にバチスタに打たれた先制50号
アーチの失点を取り返せず、0-1の完敗をしていることです。
ヘルナンデスは、ア・リーグ防御率第1位の好投手ですよ。
マリナーズはダントツで打てない、大リーグの打撃不振ワースト
チーム。それにしても情けないではありませんか。
相手のヒルからイチローが2安打しても、全く後続が続かないのです。
歴史的な日に、イチローを祝福できないチームに、
イチローの表情も冴えなかったのは当然でしょう。
この日のトロントは観衆わずか1万2590人のガラガラ。
応援している日本人ファンが目立つスタンドでした。これで
トロントは、10試合連続1万人台。優勝に見放されたチーム
の寂しさははっきり分かります。
かってトロントは、大リーグ最多動員を誇る人気チームでした。
その昔の面影もありません。
地元紙は、バチスタと並んでイチローを紹介していますが、
日本の大騒ぎと比べて寂しい扱いです。
ヘルナンデスは、他球団ならもう20勝しているはずの逸材です。
マリナーズは、24日もブルージェイズにも完敗。もう95敗。
残り9試合に勝ち越さない限り、100敗にもなる、大ピンチです。
日本ではマリナーズの不振を取り上げず、イチロー
しか報道していませんが、こういう悪条件でプレーを
続けるイチローの心境が思いやれます。
了
コメント