クーパースタウン野球殿堂入りセレモニーの開始前、ロック・シンガー、
ジョン・フォガテイさんが「センター・フィールド」の代表曲を歌い、集まった
ファンを楽しませた、と、7月26日のブログに書きましたが、その
フォガテイさんが、7月31日、新潟県苗場のスキー場で開かれた
「フジ・ロック・フェスティバル」の公演に来日、これぞ、男の歌、
を披露した、という話を、8月6日付けの朝日新聞夕刊、ステージ
のコラムで読みました。
音楽評論家、岡村詩野さんの書かれた記事を紹介します。
「これがアメリカンロックだぜ、といわんばかりのぶっとい演奏は、
最後まで緩むことはなかった」
「ステージ前方で一緒に歌っていたのはほとんどが男性客。
そのファンに応えるだけの素晴らしいステージだった」
なるほど、その情景が目に浮かびます。
おそらく、クーパースタウンでも、同じような、ぶっとい演奏ではなかったか、
と、想像します。クーパースタウンでは、「センターフィールド」の中に
登場するジョー・ディマジオは、苗場演奏のために、「イチローに替えて
歌ってみたり、と、サービスも満点」、と、岡村さんは描写されています。
「65歳とは思えないほど、鍛えられたジョンの背中を見送った、がこの批評文
の締めくくりでした。
日程から考えると、クーパースタウンを終了して、すぐ、ニューヨークから
一気に来日された、と、思います。この長距離移動をものともしない
エネルギッシュな行動力。いや、とても、真似のできることでは
ありません。
「風貌も、歌声も、38年前の来日公演当時と、変わらず、
歌声も全く衰えがない」、と、岡村さんは脱帽されたようです。
ものすごいですね。クーパースタウンの演奏を聴きたかった、と、
改めて思いました。
了
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