首位と22・5差も開き、あと残り試合は49試合しかないマリナーズは、
9日、ついに、ドン・ワカマツ監督を解任、3Aのタコマから、ダレン・ブラウン監督を
代行に起用しました。
この日は、アスレチックスに3-1で競り勝ち、「チームの流れを変えたい」球団の
思いに応えましたが、前途は多難です。
ベンチ・コーチ、投手コーチ、パフォーマンス・コーチの3人も、連帯責任を取らせて解任。
緊急テコ入れですが、もう、今季は、全く望みはありません。
昨年のオフ、ウィンター・ミーテイング終了の日、フィリーズから左腕、クリフ・リー投手
を3画トレードで獲得、あっと言わせる補強で「オブの王者」と、注目を
集めた半年前は夢のようです。
「良い年になる、と狙った補強は実らなかった。どの選手も期待以下だった」
と、嘆くGMズレンシック。彼こそ、失敗の最大の責任者ではないでしょうか。
ワカマツ1人の失敗ではありません。
私は、このブログで「マリナーズもエンゼルスもこの状態では危ない」と、
オープン終了時に、危険信号を予言しましたが、まさに、その心配通りに
なってしまったのです。
打線はリーグ・ワースト。チーム打率・231、361得点はダントツの最下位。
本塁打も最小。チーム盗塁100はリーグ3位なのですが、これも生かせない。
10回も完封負けもワースト。これでは、投手陣が頑張っても
抜け出ません。ベンチをまとめていたグリフィーも故郷へ去り、ダグアウト
の乱闘がテレビ中継される有様。
10年間で7人目の監督交代に、イチローは「みんな、いなくなっちゃう」
と、ため息です。チーム作りを失敗したGMは今後、どう運営して
行くのか注視しています。
了
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