ブリュワーズは、8月24日、ホーム・ミルウォーキーの対ドジャース戦試合前、
現コミッショナー、元ブリュワーズのオーナー、バド・セリグ氏の銅像を、
ミラー・パーク正面広場、ホーム・プレート・プラザ前に建立しました。
その除幕式を午前10時から行いました。
セリグ氏の家族はスー夫人ら全員列席。ミルウォーキー・ブレーブス時代の
OB、ハンク・アーロン、ブリュワーズで2回MVPを受賞した、ロビン・ヤーント
(ともにクーパースタウン野球殿堂入り)を始め、ジョー・トーリ監督、
数々の球界OBも多数出席しました。
広場には、特設ステージも設けられ、音楽の演奏でカーテンが開き、
左手をズボンのポケットに軽く入れて立つセリグ像が現れました。
万雷の拍手に迎えられあセリグ氏は、「この日を迎え、ミルウォーキーに
野球を定着させたい、と、願って努力した、苦労も忘れる感激です」と、
あいさつしました。
ロビン・ヤーントは「私は、FAになり、誘われたエンゼルスへ気持ちが
ゆらいだとき、引き留めてくれたセリグ氏の言葉がなければ、今の
栄光はない」と、スピーチ。再び拍手でした。
セリグ氏はコミッショナーへ転身、娘のウェンデイさんに引き継ぎ、今の
盛況を築いたのですが、ウェンデイさんも、2004年9月に、ロサンゼルスの
投資家、マーク・アタナシオ氏へ身売り。今は、セリグ一家はブリュワーズを
去っています。
そのアタナシオ・オーナーが「ブリュワーズはセリグ氏の努力がなければ、
存在しない。その功績を称えたい」と、提案して誕生した銅像です。
セリグ氏は、「2012年限りでコミッショナーを引退する」、と、宣言していますが、
これで、ミルウォーキーには、永久に、セリグ像が残ることになりました。
アーロン、ヨーント、2人の銅像は、ミラー・パークが完成した2001年に建立され、
セリグ像が3体目になります。
今年76歳。セリグ氏はいよいよ、フィナーレの年に入ります。
了
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