ついに大リーグにあの騒音民族楽器「ブブゼラ」が出現。観客動員の不振
に悩むマーリンズが、プロモーションに考えだしたのが、今、サッカーW杯で
世界中の注目を集めている”ブブゼラ”でした。
サッカーの会場で吹かれている長い本物の楽器ではなく、
特製のハーフサイズのもの。
マーリンズでは「ブブゼラ」とは呼ばず、”マーリンズ・エア・ホーン”という名称
にして、19日の土曜日、対レイズ・ナイター戦で、先着1万5000人に配りました。
このPRが成功して、2万3242人も集まり、みんな、このエア・ホーンを
吹き鳴らしてマーリンズを応援。この夜は延長11回、敗れましたが、
ナ・リーグ・ワーストの平均動員、に泣くマーリンズには、5月29日の
フィリーズ以来の2万人突破でした。
「サッカーで話題になっている今、利用しない手はない」と、マーリンズの
プロモーション担当。マイアミはサッカー人気も高く、ラテン系の住民も
多く、宣伝は効果的でしたが、選手には「ダグアウトでは騒音で話が
できない」と、顔をしかめる者も多く、1日で配布は中止。
この被害はこれだけではなく、選手交代がうまく伝わらず、間違い
も起こるトラブルも。
日曜日は再び1万5374人と減少。ブブゼラ騒動は、これでおしまい
かもしれません。
了
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