ナショナルズの豪腕新人投手、ステファン・ストラスバーグ投手は、
18日、ホームの対ホワイトソックス戦に先発、7回1失点で勝敗ナシ
のまま交代(チームは延長11回に1-2で敗戦)しましたが、この日も10三振
を奪い、3試合連続2ケタ三振奪取、3試合合計32三振で、開幕からの最多三振
奪取新記録を作りました。
これまでは、1971年、アストロズでデビューしたJ・R・リチャード投手が
記録した29三振。39年ぶりのレコード更新でした。
本人は試合後、この記録を聞いて「別に僕は三振記録を作ろうと思って
投げているのではない。チームが勝つために投げている。今日は勝てないのが
悔しい」とコメント。それに、1回はアストロズのバント攻撃に揺さぶられ
て1点を先制されたのが残念らしく「僕の守備の対応がまだまだ未熟なのです。
もっとしっかり、バント対応の練習をして備えたい」。
ものすごいのは、そのファンの関心度の高さです。
この日も、今季3度目の4万人突破。チケットは売り切れの盛況でした。
第1戦(8日・対パイレーツ。4万315人)第3戦(18日・対ホワイトソックス。
4万325人)。ロードのインディアンス戦(13日・クリーブランド)も3万2876人。
クリーブランドでは開幕以来2番目の大入りなのです。
「ストラスバーグを見たい」ファンが増えるばかりで、ナショナルズには
まさに救世主です。
この日はホワイトソックス・ファンのオバマ大統領がおしのび観戦。
ホワイトソックスの勝利にご機嫌でしたが、怪物新人の投球には、
驚きの目を見張った、そうです。
あとは、故障せず、無事を祈るばかりです。これまでの記録保持者、
リチャードも年間300三振奪取を2回記録しましたが、9年目に
挫折。球界を去りました。最下位のナショナルズが、大器をあせらず、
大事に使って欲しい、ものです。
了
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