スポーツ専門ケーブルTV局「ESPN」は同社で発行しているマガジンの
特集記事アンケートで、タイガースのアルマンド・ガララーガ投手が、2日の
インディアンス戦で、完全試合達成にあと1人と迫ったとき、27人目の
打者の一塁ゴロを、セーフと判定し、リプレーを見て、誤審を認め、
ガララーガに謝罪した、ジム・ジョイス審判が、選手の投票で1位支持
を受けた、と公表しました。
同誌が両リーグ各50人の選手に「判定アンケート」を先週調査した結果で、
ベスト審判の1位に支持されたのは、53%でジョイス氏。次点は34%で
ティム・マクレランド氏。反対にワースト審判はCBバックナー。
「彼は長年正しい判定をしてきた。みんな彼を信頼している」という評価です。
すぐに、訂正して謝罪した態度も好感を持たれているのが分かりました。
また、「判定はくつがえすべきではない。セーフ、と判定した以上、
あれは完全試合とはならない。1安打試合である」と、セリグ・コミッショナー
の「判定は判定」を支持する意見は、全体の86%にものぼり、
アウト、セーフの判断にビデオ判定を持ち込むべきではない、という意見も
77%にもなりました。
「審判も人間。間違いもある。すべて機械判定になっては、野球は
できない」という選手全体の考えが分かる、面白い調査でした。
間違いもあるから面白い、のが野球なのです。
ビデオはホームランかファウルか、スタンド入りかどうか、のきわどい
判定に使うだけ、の基本方針が守られるのは、いいこと、だと
思います。こういうアンケートは大変参考になりました。
了
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