ツインズは快調に勝ち進み、第3節終了で13勝6敗、2位タイガースに「3差」
を付けて独走態勢です。
何といっても、ものすごいのは、昨年のア・リーグMVP、ジョー・マウアー捕手の
バッテイングです。
24日のロイヤルズ戦。6打数5安打。ロイヤルズの粘りに延長へ持ち込まれましたが、
12回にマウアーの犠飛で振り切りました。第1打席に三塁打、凡打したのは3回の
内野ゴロだけ。5回にタイムリー、7回は2点二塁打、9、11回にもシングル。
本塁打が出れば自身初のサイクルでしたが、惜しくもなりませんでした。
昨年、ダイヤモンドバックスから移籍、メジャー1番のクローザー、ジョー・ネイザン
投手が3月に手術(1年間治療、リハビリ休養)で欠場のアナを埋めている
ジョン・ラウチ投手(7回のセーブ機会に失敗1)はあきれたように言いました。
「捕手、守備の要、その上3番打者、チームの重責を担っているのに、平然と
うちまくる。信じられないよ。こんなすごい男とは」
まさにどこへでも打つ広角打法です。見事にライナーを打ち分けます。
ツインズは4番のジャスティン・モルノー一塁手、5番マイケル・カディヤー外野手
のクリンアップ・トリオがみな3割を超え、パワーも十分なのが首位の力に
なっています。マウアーを敬遠しても、この2人がガツンとやるのです。
27日(日本時間28日)からは、敵地・デトロイトの3連戦。昨年19勝のエース、
バーランダー投手は満を持して出てきますから、マウアーとの今季初対決は見物
ですね。
打撃の名人、イチローでもマウアーには敬意を表しているのですから、
本当にすごい成績ですはありませんか。
ツインズはマウアーを無理使いせず、適当に休ませているので、
もし、故障さえしなければ、今季もタイトルは最有力です。
新球場「ターゲット・フィールド」は収容3万8000人の大きさに抑えたのが
成功。9割を超える稼働率の人気です。ホーム3カードは6勝3敗。すべて
勝ち越しました。
5月末にはミネソタ訪問の予定です。
現地から最新情報をお届けしたい、と、思います。
了
コメント