ヤンキースのカーティス・グランダーソン外野手が、17日ニューヨーク・ヤンキー・スタジアム
での対レンジャーズ試合前、「マービン・ミラー賞」を受賞しました。
これはMLB選手会の投票で2009年オフに決めたもので、フィールド、社会での
活躍、行動を称えるMLBから1人を偉ぶものです。
グランダーソンは昨年まで在籍したタイガースで自己ベストの30本塁打を記録、
社会活動では、デトロイトの「グランド・キッズ基金」に参加、子供の本出版に協力する
など、子供の教育に援助してきた1年間の活動を評価されました。
マービン・ミラー氏は選手会組合の発展に全力を注いだ闘士で知られ、
今日の体制を作り挙げた功労者です。そのミラー氏を記念した賞です。
賞の記念品を渡したのは、ヤンキースの選手会代表、組合幹事・マーク・ティシェラ
一塁手でした。
ヤンキースはその走力、守備を評価し、タイガースと交換トレードで手に入れ、
三振の多いグランダーソンが、ニューヨークの雰囲気に呑まれてプレッシャー
を受けないように配慮し、下位の7番に置いて伸び伸びとやらせていますが、
目下4割の高打率で十分貢献しています。
選手会投票は、カージナルスのアルバート・プーホルス一塁手、エンゼルスのトリイ・ハンター
外野手の知名度の高い選手に競り合った結果、と聞いたグランダーソンは
「私のやってきたことは、デトロイトのナインしか知らない、と思っていたのに、
どういう風が吹いたのか、全米の選手も認識していてくれたとは。ヤンキース
では親切にされているし、本当にうれしい」と、感激していました。
開幕から極めて順調なヤンキース。一気に独走態勢に入るかもしれません。
(了)
コメント