ポスト・シーズン選手分配金の集計がようやくまとまり、チケットの値上げの影響で
今年度は、史上最高の配当になりました。11月30日、MLBは発表しました。
優勝したヤンキースは1人、36万5052㌦73㌣(約3176万円)。これまでの最高
だった、2006年に優勝したカージナルスの36万2173㌦7㌣を超えました。
配当を受ける各球団選手会は集会を開いて「何人で分けるか」を相談します。
ヤンキースは支配下選手全員、46人で分配。今季、登録された選手は
みな、このリッチ・ボーナスを受け取りました。
この配当はチケット収入の6割を選手会へ渡すことになっており、昔は
ワールド・シリーズしかなかったので、配当も少なかったのですが、今は、地区シリーズ
リーグ・シリーズの2つも加わり、飛躍的にアップしました。
地区は最初の3試合、リーグ、ワールド・シリーズは最初の4試合を配当に当てます。
負けたフィリーズは1人26万5357㌦60㌣(約2309万円)。これは史上2位
でした。
リーグ・シリーズで2位だったエンゼルス、ドジャースは各13万8038㌦51㌣
(約1201万円)の配当でしたが、エンゼルス選手会は、開幕直前、
自動車事故で急死した、ニック・アイデンハート投手にも、フル配当をする、と
決めています。
「彼は今季、ベンチで見守り、一緒に闘ってきた仲間だから」と、全員一致
で贈ることにした、と言われています。
この他、地区2位のレッドソックス、ツインズ、カージナルス、ロッキーズ
にも配られ、他の2位チーム(カブス、タイガース、レンジャーズ、マーリンズ)
にも配当がありました。
30球団中、12球団にボーナスは配られました。このオフは楽しく過ごせます。
配当のない球団は「やはり勝たないと駄目」と、改めて痛感した、のではないでしょうか。
了
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