ブレーブスで通算363勝も挙げた名左腕、ウォーレン・スパーン投手を記念した
「スパーン賞」は、ヤンキースのC・C・サバシーア投手が3年連続受賞しました。
これは「オクラホマ・スポーツ博物館」が、独自に表彰している賞で、オクラホマには
関係がないスパーン投手ですが、引退後の晩年、オクラホマに広大な牧場を買い、
同州のブロークン・アロー市に住んだことが縁になりました。
同博物館の表彰規定では「オクラホマ州生まれでなくても、住めばOK」という
寛大なもので、スパーン投手が移り住んでくれたため、名誉州民の形で
賞を設定。毎年1月の式典には、スパーンさんが出席して、授与に立ち会いました。
1999年に制定され、第1回はいま、ジャイアンツにいるランデイ・ジョンソン投手
が3年連続受賞。サバシーアは、ついに、ランデイに並びました。
ランデイは、まだ元気だったスパーンに声を掛けられ「光栄です。私は363勝
どころか、300勝も難しい」と、応えていましたが、しかし、今季、ついに
宿願の300勝に到達、もう亡くななられた、スパーンさんは、天国から
「よくやった」と、お褒めの言葉を贈られたのではないでしょうか。
この博物館は、オクラホマ市の北、約40㌔離れた小都市、ガスリー市
にあります。ここは、かって州都だったので、博物館は歴史的建造ビル
の中にあります。1993年にオープンしました。
賞は高さ28㌢のブロンズ像。ハイキックのスパーン投手がモデルです。
来年1月26日に表彰式を行う予定ですが、この博物館か、地元の英雄、
ジム・ソープ博物館が会場候補です。
サバシーアがランデイに続く300勝を目指すのか、まだ136勝。目標ははるか
彼方です。
了
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