アメリカ取材の帰り、ロサンゼルスへ寄りました。
ホテルに着いて地元の有力紙「ロサンゼルス・タイムス」を読んで驚いたのは、
ドジャースのフランク・マコート・オーナーと、離婚したジャミー夫人の財産分与を巡る争いに
地元ファンは怒りを爆発させていることです。
スポーツ投書欄の約1ページは、その怒りの投書で埋め尽くされていました。
「オマリーさん一家がなつかしい。オマリー・オーナーは、ドジャースはファンのもの。
私的財産ではない、という立場を鮮明にしていた。常にクリーンだった。
醜い争いをファンの前で公開するとは、あきれ果てた男だ」(シャリー・ゲイさん。
ロサンゼルス)
「ジャミーよ、恥を知れ!2人とも、さっさと、ドジャースから手を引け!」
(ジョー・ラップさん。ロサンゼルス)
「ドジャースの伝統にドロを塗った」(スコット・ビューナーさん。ロサンゼルス)
「2人の自己欲の強さには、ただ驚くばかりだ」(ジェームス・コアさん。サンタバーバラ)
「子供たちには見せたくない」(スティーブ・ロスさん。レドンド・ビーチ)
「伝統はどこに行ったのだ。名選手の栄光を忘れるな」(ケビン・デービスさん。
マンハッタン・ビーチ)
「マコートよ!ボストンの駐車場を譲るゼ。さっさとロサンゼルスを出てゆけ!」
(ジーン・スコット。パサディナ)。
(駐車場とは、マッコート氏はボストンからロサンゼルスへ移転してきたからで、
ボストンへ帰れ、という追放運動の意味でしょう)。
タイムス紙が、これほどの批判特集を載せていることは、いかに、
地元民の批判が多いか、が分かります。
6日、最後のプレーオフにKOされた、黒田投手が、ガン撲滅運動へ、
10万㌦(約900万円)を「ドジャース・ドリーム基金」に寄付した、
という、うれしいニューズがありました。
注目のラミレス外野手は6日、2010年のオプションを更新。2000万㌦
(約1億8000万円)でサイン。残留する、とホームページは報じています。
ドジャースはすっきりした、良い2010年を迎えられるのでしょうか?
了
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