ヤンキース対フィリーズの両リーグ東地区同士の対決は、1950年以来、59年
ぶりの歴史的カードになりました。
ファンにうれしいのは、「移動がとても簡単」、だということです。
両都市は、アムトラック鉄道で往復できます。自慢の「アセラ特急」に乗れば、
わずか1時間10分で到着します。ローカル特急でも1時間30分しかかかりません。
例年、ワールドシリーズの移動は大変なのです。
特に、東地区から大陸横断の西地区対決になると、東地区球場で試合終了は
深夜になりますから、翌日の移動はきついのです。
大陸横断では、東から西へ行くときはまだ楽ですが、西から東へ行くと、
まさに1日がかりの飛行機移動です。
西都市を朝出ても、時差の関係で東都市到着は夜になってしまいます。
エンゼルスには悪いのですが、アナハイムーフィラデルフィアの大陸横断シリーズ
にならないで、ほっとした方も多いのではないでしょうか。
ニューヨークのペン駅は、マンハッタンの中心地。ヤンキー・スタジアムへも
地下鉄で乗り継ぎ、4番線にのればすぐに到着します。
フィラデルフィアのアムトラック30通り駅も、ダウンタウンの真ん中にあり、地下鉄駅とも
直結しているので、シテイズンズ・バンク・パーク行きも楽です。
アムトラックはローカル特急で片道45㌦(約4200円)アセラ特急は高くても
129㌦(約1万2000円)=時間によって値段の差があります=。
チケットもアムトラックのホーム・ページの前売りで買えるので、いつでも、
どこでも自由に買えます。
アセラ特急はシートも、車内サービスも最高。車窓を流れる景色を堪能
している間に到着します。
第Ⅰ戦はCCサバシーア(ヤンキース)対C・リー(フィリーズ)の左腕、サイヤング賞
投手同士の豪華対決。東地区はいつも天気が悪いので、試合開催が心配ですが、
移動時間を気にしなくてもいいので、十分楽しめます。
ナ・リーグ・チームの連覇は、1995、6年のブレーブス以来ですが、ブレーブスは
1995年はインディアンスに4勝2敗で優勝しましたが、
1996年はヤンキースに2連勝から4連敗の逆転負け。王座2連覇はなりませんでした。
フィリーズは、1975年、76年の”ビッグ・レッドマシン”シンシナチ・レッズ
以来の快挙に挑みます。当時、レッズは、1975年はレッドソックスに4勝3敗で、
76年はヤンキースにはストレート勝ちでした。
さあ、28日(水)の開幕を楽しみましょう。
了
コメント