ボルチモアの宝、いや、球界の至宝、カル・リプケン選手のモニュメント像が9月7日夜、
カムデンヤード前の広場から、何者かに盗まれる事件が発生しました。
しかし、監視カメラがトラックの荷台に積んで逃げた犯人を捕らえていました。
すぐ警察の追跡調査で犯人4人は逮捕され、モニュメントは無事にカムデンヤード
広場に戻りました。
犯人は4人(19歳3人、18歳1人)の青年たちです。
このモニュメントはカムデンヤード入り口広場に設けた「オリオールズ・コーナー」に
ベンチの間に置かれたアルミニューム製の背番号を描いた白の四角形の像です。
いずれも永久欠番になっている、オリオールズの功労者ばかり。
5番(ブルックス・ロビンソン三塁手)22番(ジム・パーマー投手)33番
(エディ・マレー一塁手)と、8番(カル・リプケン遊撃手)の4つが並んでいます。
青年たちは東ボルチモアへ逃走しましたが、荷台に隠してあるのは、
ビデオカメラで確認されており、すぐ、通報で逮捕され、モニュメントは
破損もなく、元に戻りました。
オリオールズも、リプケンも、この件に関してはノーコメント。「なぜリプケン
のものだけ持ち出したのか?」は、犯人は黙秘していて分かりません。
ボルチモアで8番、と言えば、知らないファンはいない偉大な番号です。
ちょうど、オリオールズはボストン遠征で留守中。人気のないのを見計らっての
犯行に間違いありません。12年連続負け越しが決まり、ファンも見放す
今季のオリオールズ。こういう盗難事件が起きるとは、あきれるばかりでは
ありませんか。
了
コメント