ドジャースの最終日程は実に恵まれています。
東地区最下位のナショナルズと3試合、中地区最下位のパイレーツと6試合。
残り18試合中(13日に1試合消化したのであと17)半分の9試合は、
目的のない、若手育成へカジを切る弱い相手ですから、天運、としか言いようが
ありません。
ドジャースは一気に西地区優勝を決めようと、スパートするはずです。
13日終了で2位ロッキーズとは「4」差に開き、地区Vマジックも「14」。
ドジャースは、1988年、アスレチックスを4勝1敗で破り、王座に着いてから
もう20年もワールドシリーズにエンがないのです。
1995年(レッズ)1996年(ブレーブス)には3連敗。2004年も、
カージナルスに1勝3敗、2006年はメッツに3連敗。そして昨年です。
ヤンキースを去り、ドジャースに招かれたトーリ監督は2年契約の「今年こそ」
の思いでしょう。
最近のトーリ談話を見ても、実に慎重で油断は見せていません。
今年、プレーオフに登場するのは、みな、華麗な実績の監督ばかり。相手に
とって不足ない部隊になるでしょう。
カージナルスのラルーサはアスレチックス、カージナルスで王座に、
タイガースのリーランドはマーリンズ、タイガースで優勝、エンゼルスの
ソーシアはジャイアンツを破り優勝しています。
「プレーオフで楽な相手はひとつもない。ヤンキース時代のサクセスは過去のこと。
今はどう波に乗せるか、毎日考えている」と、コメントしています。
目下、チーム打率、防御率ともにリーグ1位。その上、観客動員(13日終了時)も
329万4461人。ナ・リーグ1位。ドジャースタジアムのファンの後押しはものすごく、
プレーオフはすべて満員になるのは間違いありません。
「イッツ、タイム・フォー・ドジャース・ベースボール」は今の合言葉です。
(了)
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