自動車工業の中心地「モーター・タウン」で知られるデトロイト市に、NBA
の地元チーム、デトロイト・ピストンのポイント・ガードで殿堂入りしている、
デーブ・ビング氏(65)が市長選挙で5月5日に当選。新市長に選ばれました。
キルパトリック前市長が偽証罪で逮捕され、昨年9月に辞任。その後任選挙でした。
ビング氏は代理市長を務めていたコッケル氏に競り勝っての初当選でした。
ビング氏はワシントンDC出身。シラキューズ大学を出て1966年、NBAの
ドラフト1位(全体の2位)でピストンズ入り。すぐ新人王、得点王、オールスター
で活躍する活躍で歴代ベスト50人にも入り、12年間プレーしたのち、引退。
NBA殿堂入りしました。
プレイヤーとしてだけでなく、ビジネスマンとしても活動。鉄鋼生産の「ビング・グループ」
を創設。その行動力が評価されたものです。民主党に所属。オバマ大統領の支援
も続け、「モータータウンの再建に全力を」、が第1声でした。
「不況に苦しむ町の財政立て直しが最大課題だ。毎日、この難題に取り組みたい」
という意気込みです。
前市長の任期を受け継ぐ役目なので、11月には再選挙をやらなければなりませんが、
2010年からの新たな任期(4年)へ「さらにがんばる!」と、意欲十分です。
プロスポーツマン市長の誕生は、タイガースにもプラス。ホッケー、NBA
ともに名門ぞろいのデトロイト市。今季は市長の後押しでさらに活気付くのでは
ないでしょうか。
(了)
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