カブスは今季もナ中地区の本命です。
AP通信は20日、第2週修了の観客動員調査を公表しましたが、183試合で
1試合平均3万298人、昨年同期の3万2539人に比べ、6・9%の減少。
第1週は3万1111人。寒さと雨のため(特に北東部と中西部)例年不入りなのですが、
心配された観客落ち込みはやはり現実のものになって現れると、MLB全体の
前途の多難さを思わせます。
しかし、カブスは不入りには無縁でした。
第2週のホーム5試合(19日の全米中継ナイターは雨天中止。7月12日に
カージナルスの最後のシカゴ・シリーズのダブルヘッダーに組み入れました)
は、一番少なかったのは16日のカージナルス戦(3万8909人)です。
4万人以上の動員は3試合。最低気温は3度(13日のロッキーズ戦)10度
以下が3日。18日にやっと21度に上がりましたが、この真冬の寒さにも
カブス・ファンは平気で集まるのですから、いかに、ファンはカブスに今年こそ、
と期待を掛けているか、が分かります。
昨年も中地区を圧勝したのに、地区シリーズであえなくドジャースにストレート負け。
ワールド・シリーズの夢が消えたファンの落胆ぶりは大変なものでした。
今季はまだ4シリーズ、負け越しはありません。
その理由のひつとが1986年以来、23年ぶりに故障者リスト入りナシ、
の調整成功が大きい、と思います。全員が健康でレギュラーがそろう、
のは非常に難しく、コンディショニングの見事さが分かります。
忍耐野球はナインに浸透。四球の多さはナ・リーグ3位なのも成果に
出ています。
4月21日から今季最長の「20連戦」(ホーム8試合)がスタートしました。
遠征はアリゾナ(2試合)以外は全部中地区相手。移動も苦しくはありません。
他に17連戦が2回、16連戦、13連戦が各1回あります。
シカゴはアメリカの真ん中で、東西への移動には便利なのも、
連戦の多いMLBでは有利ではないでしょうか。
了
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