ジャイアンツ(アリゾナ州スコッツデール市)は、今季、左腕大ベテランの
ランデイ・ジョンソン投手が加入し、サイヤング賞受賞トリオがそろいました。
ランデイはアリゾナ時代、1999年からサイヤング賞4連覇の偉業をなしとげ、
あと5勝で300勝投手の仲間入りです。
昨年、新鋭右腕、ティム・リンスカムが初受賞。2002年のオークランド時代に
受賞した左腕、バリー・ジト投手と、「サイヤング賞トリオ」がそろう豪華先発陣です。
投手最高の栄誉、と言われる、その年のベスト投手が1チームに3人もそろうことは
極めてマレなことです。
1日、ホームの対ブリュワーズ戦に先発したリンスカムは3回をノーヒット、無失点の快投。
25日のインディアンス戦先発も1回無失点。若手のホープの仕上がりは順調のようです。
「偉大な先輩が刺激になります。多くを学びたい」と、ランデイの参加を大歓迎。
リンスカムばかりか、昨年、自己ワーストの17敗もしたジトも復活のきざしを
見せたのがうれしいですね。
28日のマリナーズ戦に先発。2イニングをゼロ。昨年、鈍かったカーブの切れ
を取り戻し、アスレチックス時代の武器だった”マジック・カーブ”が生きてきたのは大きい
と思います。「やっと見失なった姿を取り戻した。僕は再び前へ歩き始めたい」。
大金で7年契約したプレッシャーで散々だった昨年から、ジトが安定すれば、
もう、ジャイアンアツは西地区の本命になるのではないでしょうか。
これほど、先発投手が充実したチームは他にありません。
「こんな早い時期に投げることができるのは、この2年間なかった」
と、言うランデイ。27日のロイヤルズ戦は先発して敗戦投手でしたが、体調さえ
キープすれば、何も心配はいりません。
ドジャースの連覇を阻む第1候補、だと思います。
了
コメント