ドジャースのマニー・ラミレス外野手が13日の対レンジャーズ戦に3番DHで初出場。
連続四球、シングルでした。ホームのグレンデールはヤジ、ブーイングが乱れ飛び、
騒がしい試合でしたが、本人は「相手投手が勝負を避けるのではしょうがない。
狙い球は何も来ない。これでは打てない。こういう日もあるさ」と、泰然としたもの。
ジョー・トーリ監督は「存在感がある。若手のリーダー、模範になるし、攻撃の
パワーアップのメドもつく。収穫が多い1日だった」と、いつものように褒めちぎるばかり。
15日(日)には、初めて左翼の守備に着く予定です。
このまま無事ならば(太もものしこりも1日でOK)開幕は楽しみになるでしょう。
2日前の古巣・レッドソックスのクローザー、パペルボン投手の”彼はガンだ!”の
猛烈攻撃にも、余裕しゃくしゃくの感じでした。
「OK。いいさ、何を言おうと、今は関係ない。もう、私はドジャースの1員だし、
彼らとは無縁。今はドジャースで全力を尽くすのみ。昔のことをあれこれ、言っても
仕方がない。雑音には耳も貸さず、ドジャースのプレーに集中したい」。
さすが大物、というのでしょうか。
昨年加入して・396と打ちまくり、ダイヤモンドバックスを抜き去り、地区優勝
を決めたラミレスのパワーは抜群でした。
その再現はあるでしょうか?
ケント二塁手、ガルシアパーラ内野手のベテランが去り、若手ばかりになってしまった
ドジャース・ナインは、こういうベテランの存在が必要でした。若手は波に乗ると
すごい勢いですが、つまずくと、どうしようもなくなる危険があります。
ラミレスはそのけん引車になるでしょうか?
彼のプレーは激戦のナ西地区を左右するのではないか、と、思います。
(了)