新ヤンキー・スタジアムのお披露目は近づいていますが、メイン・エントランス
に出来る「博物館」の館長に25歳のブライアン・リチャーズさんが決まりました。
クーパースタウンが計画した「キュレイター(館長)養成講座の卒業生で、サスケハナ大学
を卒業。ピッツバーグの鉄道博物館、リトル・リーグ博物館などで研修。
クーパースタウンの推薦で、ヤンキースに招かれた新鋭です。
クーパースタウンが発行している季刊誌「メモリーズ&ドリームス」最新号に
リチャーズさんが紹介されています。
「館長養成講座」、とは、日本では知られていない専攻学科ですが、クーパースタウン
が各地の博物館・殿堂に優秀な人材を送り込もう、と計画したプログラムで、
リチャーズさんはそのトップ・クラスの卒業生なのです。
「100年余の偉大な歴史を誇るヤンキースの文化を後世に伝える義務と責任
は大きい。その初代館長に指名を受けたのは本当に光栄です。多くのファンが訪れて
いい印象を持ってくださるように、プランを練り、メモラビリアを収集、展示し、
開幕日までには完成した姿をお見せしたい、と、日夜奮闘しています」
この博物館はメインのギャラリーには「ウォール・オブ・ボール」の歴史的
ボールの常設展示を展開。他の巡回展示は3つ。
「ウォール・オブ・ホール」とは、ヤンキースで活躍した1500人の選手の
サイン・ボールを集めた展示です。このため、収集に各地を駆け回っています。
もう半分は収集できた、あと一息、だそうです。
巡回展示はワールド・シリーズの歴史、開幕日特集、ニューヨークの黒人リーグ
特集などを順次行うものです。
1956年ワールド・シリーズでただ1人のパーフェクト・ゲームを達成した、
ドン・ラーセン投手と、ヨギ・ベラ捕手の彫像が、この展示室の左右一対に
建てられる計画があります。
試合入場者はだれでも無料鑑賞ができます。
開幕日に間に合うのか、詳細は分かり次第、お知らせします。
了
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