昨年ナ中地区最下位に甘んじたパイレーツは再建が進む気配。
第3週を終わり2位を激しく競り合う展開です。
毎年スロースターターだった4番のアダム・ラローシュ兄一塁手が今季は
開幕から爆発。3塁に定着した弟・アンデイ三塁手とのコンビでチームを
押し上げています。
しかし、不入りで有名なのもピッツバーグ。すでに1万人を割る日は2日(20日8790人、
21日9917人。ともにマーリンズ戦)もあります。4月は10度にもならない寒い日
が多いのも原因のひとつ。昨年は4、5月に各3回、合計6日も1万人以下があったほど、
この時期の動員不振は深刻です。
このため、プロモーションに懸命。他の球団でもやっている「オールユーキャン・イート
席」(外野の147セクション)を始め、学割(半値の10㌦で外野ボックス席)も毎週
木曜日に行い、土曜日の花火ショー、ポストゲーム・コンサートと、盛りだくさんです。
他球団はもうやっていない、シーズン最後の「ファン感謝デー」も9月27日に
開催します。毎月2回は「1㌦ホットドッグ・デー」。
インター・リーグはア中地区5球団相手。5月22日からホワイトソックス(ロード)
6月12日からタイガース(ホワイトソックス)、16日からツインズ(ロード)
23日からインディアンス、26日からロイヤルズ(ともにホーム)。全部3連戦。
手元にいいガイドブックがあります。
地元のニュー・ピッツバーグ出版社が発行した「プアマンズ(貧しい人)ガイド・
ツー・ピッツバーグ」の本があります。1979年に第1版を発行。私が持って
いるのは1988年発行の第6版。観光、ナイトライフ、ショッピング、レストラン、
カフェを網羅し、読み易い本(160ページ、地図付き)です。
著者はドロシー・ミラーさん。4人の助手が歩き回って調べた克明なレポート。
大変参考になりました。ハンディな手に持てるガイドです。まだ新版が刊行されて
いることを祈ります。定価7㌦95㌣(約800円)。ドロシーさんは
「アイ・ラブ・ピッツバーグ、の思いを込めて書きました」と、後書きに
あります。
ピッツバーグ市は暖かくなれば、きっと楽しめる町です。
了