カブスのファン集会「カブス・コンベンション」は16日から3日間、シカゴ市のダウンタウン
「ヒルトン・ホテル」で開催されました。前売りで公募したところ、ファンは殺到。
あっという間にチケットは売り切れ。ホテルは3日間、満員の盛況でした。
この2年間、中地区で優勝しながら、プレーオフは、地区シリーズで、あっという間の
ストレート負け。もう100年の王座に縁がないのです。「あんなにシーズン中は
独走していたのになんだ!」というファンの思いが重なる満員でした。
注目されたのは「私は変わる!」と、ファンに宣言した、ルー・ピネラ監督の
態度です。
変身のきっかけは、オフに読んだ書物の影響でした。大学バスケットボールの
名門、UCLA監督、ジョン・ウッデンの書いた「ウィニング」の影響です。選手への
接触、いかに,チームをハンドリングするか、のやり方にヒントを得た、と言うのです。
「私は、なぜ最強のカブスが、力を出せなかったのか、良く考えて反省した。
選手へのアプローチを変えないと、いい結果が出ない、ということを学んだ」
と、ファン集会で本音を話しています。
もし、今年も駄目だと、ピネラの真価が問われるシーズンになります。
今季も、オフの補強は成功。打線のテコ入れも完成。投手陣は不足ありませんから
激戦の中地区でも、3連覇は不可能ではないはず。
さっそく、この集会で集まった、1番のアルフォンゾ・ソリアーノ左翼手に、
にこやかに話しかけるピネラの姿がアップされました。
この集会には、カブスから殿堂入りのアーニー・バンクスや、ファーガソン・ジェンキンズ
ビリー・ウィリアムスらも出席。現役選手も総動員の盛大な集会になりました。
ピネラ監督が本当に監督術をつかんだのか、開幕を待たれますね。
了
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