ロイヤルズ首脳は1月7日「突貫工事は順調に進み、開幕日にはOK。4月10日
のオープニングに間に合う」、と、進行状況を明らかにしました。
改修工事責任者のボブ・ライス副会長は「1973年にオープンした以来の大改修
で心配だったが、完成OKの確約は出来る。ファンがあっと驚くほどの立派な
野球場になります」と断言しています。
総工費2億5000万㌦(約230億円)の内、2億2500万㌦
はジャクソン・カウンテイの消費税値上げ分を当て、残りの2500万㌦は、
デビッド・グラス・オーナーの自己出資です。
新球場のチケットは値上げされ、一番高いクラウン・クラブ・ルームは195㌦(約
1万8400円)ですが、外野一般席は7㌦(約640円)のサービス値段です。
今回の目玉は、創立当時から全くなかった外野に座席が新設されたことです。
特に左翼には、ホール・オブ・フェイム・スィーツが5室設けられ、一般席が
6区分増設されました。センターの噴水が自慢ですが、この席ができたため、
噴水が高く吹き上がると、左翼席ファンは水をかぶりそうです。
左翼の目の前はビジターのブルペン。右翼の新設席はホーム・ブルペン
を眺められます。右翼席の後方には、約600人が集まるパーテイ・パビリオン。
ロイヤルズ球場史上初めて外野から眺める試合は、これまでとは
違う興奮を巻き起こしそうです。
残念なことに、左翼後方に新設する「ロイヤルズ殿堂・博物館」は開幕に間に合いません。
完成はオールスター前後に先送りされました。スタンド工事優先のために、
工事は後回しになったのです。球団側は「完成のときは、単なる展示会場ではなく、
ファンとともに楽しめる施設にしたい。掲額など、館内設備がすべて整ったら、
盛大にギャラ・パーティーを開いてお祝いしたい」意向です。
夏の完成を待ちましょう。
了
コメント