1月1日を期して、「MLBネットワーク」がスタートしました。
MLBが2年間を掛けて計画を練っていた、全米ケーブル・テレビの総合版。
1日午後6時(東部時間)にオンエアー。初日には、「国技、と言われた野球を、より多くの
ファンと楽しみを共有できる放映を始めたい。歴史フィルムを発掘し、今の
動きを捕らえ、全米30球団の情報をリアル・タイムでお届けする計画です。
ファンのみなさま、どうぞ、このネットワークで野球をエンジョイしてください」
と、バド・セリグ・コミッショナーは、ミルウォーキーの自分のオフィスから
自ら第1声を流してファンへ呼びかけました。
5000万㌦(約49億円)の開発経費を掛けて、全米5000万家庭の占有
を目指す大計画です。
新スタジオは、ニューヨークの対岸、ニュージャージー州の元NBCスタジオ
を改修、多くのスタジオを新設。ここを拠点に放映する予定です。
ベーブ・ルースの背番号「3」にちなんだ「スタジオ3」と、黒人選手の
パイオニア、ジャッキー・ロビンソンの背番号「42」を意味する「スタジオ42」
の2つがメイン。ミニ野球場の内野を作り、実況中継さながらの盛り上げを図る
凝った演出です。
初日はベテラン・キャスターのボブ・コスタス氏を起用。有名なワールドシリーズ
唯一のパーフェクト・ゲーム、1956年10月8日、ヤンキース対ドジャース
の第5戦の実況フィルムを、見事に達成したドン・ラーセン投手、ヨギ・ベラ捕手の
バッテリー・インタビューを交えて再現しました。
今後、連日、企画、ニューズを放映。その多彩さで、MLBの効果を盛り上げる
意気込みです。MLBホームページでも、そのさわりは分かります。
了
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