アメリカ中西部の「プロ・スカウト協会殿堂」に、長年のプロ・スカウト活動
を続けてきた5氏が表彰されました。
この殿堂は、セントルイス市から北西に延びる高速70号線を行けば、すぐの
セントチャールス市にあります。殿堂のホーム・ページもなく、詳細は分かりませんが、
11月15日に式典が開催されました。
今年度は、ドジャースで働いてきた、ジョン・キーナン(69歳)故デール・マクレイノルズの
両氏と、ジョージ・ブラッドレー(ホワイトソックス所属)マーテイ・ミラー(ブルージェイズ所属)
ジョー・ロビンソン(アストロズ所属)の3氏です。
すでにブラッドレー氏は2000年に「スカウト年間賞」を受賞しているベテランです。
スカウトは地味な仕事で、常に裏方の存在だけに、このような表彰を受けるのは
名誉に違いありません。
調べてみると、キーナンさんは、何と、3代に渡る”スカウト一家”なのです。
父のジョン・キーナンさんは、1962年にドジャースのパートタイム・スカウトで
契約。翌年からフルタイム・スカウトになり、一時、スカウト部長も務めた
スカウト一筋の人物。ドジャースの黄金時代を築いた右腕投手のドン・サットン、
ビル・ラッセル遊撃手、デイビー・ロープス二塁手はキーナンさんが発掘、
スターに育った選手です。
いつも中西部地区を歩き廻り、後年は全米担当にもなりました。息子の
マイクさんもスカウト歴18年、今も現役です。さらに、孫のバート・ウェルズさん
もドジャースで21年間働きました。3代で実に94年間もの長期スカウト職業
を継続しているとは、驚きではありませんか。
了
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