シカゴ・サンタイムス紙に、カブスからフィリーズへ移籍、ワールド・シリーズ
出場のチャンスをつかんだ、エリー投手のインタビューが載っていました。
「リグレーでプレーする選手は大変だ、ということは、ここに来て、良くわかった。
選手は、期待以上の激励に参るんだ。結果が出ないと、容赦ないブーイング。
それは、仕方がないし、ありがたいことでも、大変だよ」。
このリグレーに来て、シーズン中の異常なほどの盛り上がりを想像すると、
エリーの言葉もわかります。
球場を一周すると、正面から左中間スタンドへかけての広場に、今年、
「ミスター・カブス」と、言われた、アーニー・バンクスの銅像が新たに建ちました。
自然体でバットを構える、ゆったりしたフォームです。
温顔に微笑を浮かべ、カブス・ナインを励ますような構成です。
像を囲むように、赤れんが・コンクリートの壁を造り、その下に木のベンチ
を置いて、ファンが談笑できるスペースもあります。
この地面一帯に無数のファン献金れんが、並んでいます。チケット売り場
前には、「ウォーク・オブ・フェイム」のスターが並んで埋められています。
17人の歴代功労者と、さらに、これを簡略した形の17人も、別に、並んでいます。
球場が小さく、特別室を設ける場所もないカブスは、この方式で
ファンに常時、歴代スターを踏んでもらうようにしたのです。
「ウォーク・オブ・フェイム」は、セントルイス市のにもある、と紹介しましたが、
こちらは、球場と一体の構成なのが素晴らしいですね。
シーズン中の雑踏のとき、ファンは、どういう思いで眺めるのでしょうか。
(了)
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