心配されていた通り、地区シリーズのテレビ視聴率は下がりました。AP通信発表
のデータでは、TBSが放映した15試合で2・8%。3・8%だった昨年から26%もの
ダウンでした。
昨年は人気NO・1のヤンキースが、インディアンスとの地区シリーズで記録
した5・2%が、最高の視聴率でした。
今年は、ロサンゼルス、シカゴ、ボストン、フィラデルフィアと、全米のマーケット・ベスト10
に入る、ビッグマーケット都市で試合したのですが、13年連続ポスト・シーズンに
登場していたヤンキースがいない打撃は大きい、のが裏書きされました。
地区シリーズ中の木曜日は、大統領選挙の共和党・マケイン、民主党・オバマ両候補
の討論会と重なったのも見逃せません。金融不況に揺れる市民は、「野球より大統領選」
を注視する流れになったのは、仕方がないようです。
バド・セリグ・コミッショナーは、ミルウォーキー市で、オーナーへ警告のメッセージ
を送りました。
「今季は史上2位の動員を記録したが、昨年比1・1%のダウンなのは事実
である。各球団はチケットの値上げはせず、より一層のファン・サービスに
努めて欲しい」。
リーグ・シリーズが、よりファンを惹きつける内容になるか、残った4チーム
の頑張りに期待しましょう。
了