レイズはホーム開幕の第1戦、ホワイトソックスに鮮やかな逆転勝利。
1番・岩村は同点2点三塁打と二塁打。4番の新人、ロンゴリアは3打数3安打3打点、
2打席連続のアーチの大爆発。ファンはやんやの拍手喝采です。
満員札止めの3万5041人の観衆(これで3万人以上は22勝2敗なのです)は、
タンパ初のポスト・シーズン進出に酔いました。
レイズは普段着のままの演出でサービスなのが特筆されます。
マッチデー・プログラムは無料サービス。駐車場も4人以上乗車の車は無料。
3人以下だと10㌦ですが、この方式は公式戦と同じやり方で、ポスト・シーズン
だから、と構えて値上げなどしないのがいいですね。
第1戦の始球式は、球団副会長、創設当時、施設職員からスタートして
フロント入りした苦労人に、晴れの栄誉を贈りました。その人、ジョン・ヒギンズさん
の回りには、球場職員51人が取り囲み、長年の苦労を乗り超えた人たちが
みんなで祝福するシーンは、素晴らしい、と思います。
そして、アメリカ国家吹奏は、地元タンパのブレイク高校生、17歳のBK・ジャクソン君
がサキソフォーンでした。この柔らかな音楽がナインの気持ちを落ち着けたので
はないでしょうか。
タンパにファンが戻ってきました。今季の動員は前年比30・4%増加。これは
今季メジャー1の伸び率です。
やるぞ、レイズ。かってのフロリダ・マーリンズのように、まさに”ミラクル・レイズ”
の始まりではないか、の予感がします。
了
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