アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、ナ西地区の優勝を目指して首位を続けましたが、
9月に失速。2つ勝ち越すのがやっとで修了。8月29日、2位・ドジャースに4・5差を
付けながら、そのドジャースに5連敗で逆転される、悔やまれるシーズンでした。
45歳の老雄、ランディ・ジョンソン投手は、最終戦のロッキーズ戦に先発。見事2安打
完投で11勝目を挙げ、通算295勝を飾りました。これは、実に8月12日以来の
勝利。好投しても勝てず、失意のシーズンが最後に報いられた、のでした。
このオフには、アリゾナとの契約は切れます。最後のマウンドに、105球も
投げ抜いての完投(今季2回目)は45歳の年齢を考えると驚異的です。
「来年はどうなるか?私にも分からない。ひょっとして、最後になるかもしれない」と、
試合後は、寂しそうでした。ダイヤモンドバックスは、何も発言していません。
チームの財政次第で引き留めるか、どうか、今は、何も熟慮しているようです。
しかし、300勝へあと5勝。大記録を目前として、何とかして、ランディに
達成させてあげたい、ではありませんか。
三振の山を築く、かっての剛球はもう無理、としても、先発投手としての安定感は
少しも衰えていません。
この日は、3万5908人のファンは「ランディ!来年も」と、リターン・コール。
球場内部には、様々のラインデイ・グッズ、写真、絵が飾られています。
地元のフィニックスには自宅があり、室内には、立派なトレーニング・ルーム
も備え、練習を怠らないランデイ。ぜひ、来年も投げて、300勝へゴールして
欲しい、ものです。
この他、パドレスの歴代セーブ・リーダー(通算554セーブ)トレバー・ホフマン
投手も、41歳の来季は?です。今季も30セーブを挙げ、通算13回も
30セーブ以上を記録したホフマンも、力の衰えは隠せないのですが、
ブラック監督がおdのように考えるのか、注目です。
ジャイアンツのオマー・ヴィスケール遊撃手も、41歳で今季限り、と言われています。
9月28日のホーム最終戦に出場したヴィスケールに、地元ファンは「オマー!オマー!」
の大合唱。遊撃手で通算2654試合出場の大リーグ最多出場新記録を作り、
今季は、打率・222でフィニッシュ。「もう若手が育っているので、
僕の役目は終わったよ」と、淡々としていますが、ファンからあカーテン・コール
をアピールされるほど、人気は衰えないヴィスケールです。
まだ、どこかで、そのユニホーム姿を見たいものですネ。
了
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