ニューヨーク、ロサンゼルスとともに、アメリカの3大都市、シカゴになぜ野球博物館
がないのか、不思議に思っていましたが、ついに、2010年にオープンする計画
が明らかになりました。
提唱者はシカゴの大学教授、医学博士のデビット・フレッチャー氏。この方とは、2005年
7月24日、ロサンゼルス市パサディナの中央図書館で行われた「ラリンクアリー表彰総会」
でお会いしました。熱烈な野球ファンで著名なフレチャーさんは、その長い応援の実績を
買われて「2005年ヒルダ賞」(ブルックリン・ドジャースを応援した女傑)を
受賞したときです。
フレッチャーさんは、自ら作成したパンフレットを出席者に配り「シカゴに野球博物館
を作ります。みなさん、どうか運動のサポートを」と、訴えました。
会場ではみんな真剣にアピールを聞いていましたが、なにせ、シカゴははるか彼方。
どうもぴんと来ないようでした。
「私はやりますよ。100年余の野球の歴史があるシカゴに、野球を後生に
伝える施設がない、とはおかしいではありませんか。有志をつのり、運動
を展開します」と、ご本人はファイト満々でした。
後援者がいなければ無理だろう、と思っていましたが、フレチャーさんは、懸命の
活動を続け、仮事務所もシカゴのダウンタウンに置き、資料を集め、グッズ
も売り、夢実現に走っています。
略称は「CBM」。すでにロゴ(シカゴの高層ビルを背景に白球を置くデザイン)も作り、
多くのニュースも配信。活発な運動を続けています。
了
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