マイアミ・マーリンズの快進撃には、本当に驚きました。ほとんどの人が「最下位間違いなし」
と、断定していたのに、開幕から1、2位を譲らず、フィリーズとの差は、次第に開いては
きましたが、混戦のナ・リーグ東地区で、この健闘はまさに「ミラクル」ではないでしょうか。
昨年のオフ、看板打者のカブレラ三塁手、先発左腕ウィリス投手の2人をタイガースへ放出。
これが、だれも見放した理由でした。
だが、カブレラの穴は、どの球団も見限っていた、カンツーが三塁・3番を埋め、
投手陣はタイガースから来た若手が育ち、内野陣は伸び盛りの充実ぶり。
1番のラミレス遊撃手は新人王を獲得、好手走パワー十分のホープですが、
彼も、レッドソックスから、ベケット投手との交換で移籍。芽を出した1人です。
ジェイコブス一塁手もメッツから移籍、長打力抜群のアグラ二塁手もマイナー当時、
ルール5ドラフトで加入、爆発した1人です。
マイアミのミラクルはまだ続く、と思います。
3度目の正直で、またまた、ワイルド・カードでポスト・シーズンの夢もありそうです。
マイアミはワールド・シリーズで行きましたが、何しろ、ドルフィンズ・スタジアムは
大変遠いのです。こんな不便な球場はありません。NFLドルフィンズのフットボール・
スタジアムを借りているので、仕方がないのですが、試合日でもシャトル・バスも
なく、タクシー利用しかありません。帰りもタクシーを探すのに一苦労。
片道30ー40㌦は覚悟しないと乗れません。
ワールド・シリーズのときは、マイアミのホテルから球場を往復する、無料のメディア・バスが
運行されたので助かりましたが、普通はレンタカーでもないと、どうにもなりません。
球場周辺の治安もいい、とは言えず、無事に戻れたら、幸運を感謝する
しかありません。
朗報は、マイアミ・ダウンタウンにやっと、専用球場建設の見通しがついたことです。
これまで、何回ともなく挫折してきた、新球場建設案。今度こそ、夢実現を
祈ります。完成は2年後、を予定しています。
了
コメント