ボブ・フェラー博物館は、1956年にフェラー投手が現役を引退。背番号「19」が、翌年の19
57年にインディアンスの永久欠番になり、1962年には、クーパースタウン野球殿堂入りして
から、地元では「英雄の功績を永遠に残す博物館を建てよう」の運動が、自然に起きました。
記念館建設運動は、公式には1990年に開始。長男のスティーブさんが企画原案設計に当
たり、まず、基金募集の100㌦ディナーをデモイン市で1993年に開催して、賛助を仰ぎまし
た。最高8000㌦の大金を寄付をする名士も現れ、1994年に地鎮祭。翌年の1995年6月
10日、無事にオープンしました。
開館パーティーには地元アイオワ州知事を始め、野球関係者800人が集う盛大な行事
になりました。現役時代のライバルだった、テッド・ウィリアムス外野手も、駆けつけ、フェラー
を祝福した、と言われています。
建物は四角形のビルで入り口の通路壁には、多くの写真、ポスター、絵画が並び、中央通路
をはさんで、左右にある部屋には、天井いっぱいの展示が、ガラス・ケースに飾られていま
す。背番号19の白ユニホームはガラス額に入り、部屋に中央に掲げられています。
ワインドアップするフェラー投手の立像模型が入り口に置かれています。これは、
地元バンミーター高校生の苦心作。真剣な表情がいいですね。
常勤の案内役にはスコット、ブレンダ・ハービック夫妻が当たり、あと2人のアシスタント
がいます。みなさん、年配の方々ばかりですが、上品な対応はうれしいものです。
フェラー投手は、1943年、バージニアさんと結婚。3人の息子を設け、今は、アンさんと
再婚。クリーブランド市の郊外、オハイオ州ゲイツ・ミルズで暮らしています。
15歳の孫ダニエル君に野球を教えるのを楽しみにしているようです。
了
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