私は、1992年1月26日(日)、メトロ・ドームで行われた、NFLの王座決定戦
「スーパー・ボウル」を初めて取材しましたが、ミネアポリス・セントポール
国際空港へ着くと1面の雪。空港ゲートには「歓迎メディア」の垂れ幕
を掲げたスーパー・ボウル実行委員会の方々の出迎えを受けたのは、
本当に感激でした。車でホテルまで送迎のサービス。滞在期間中
も至れり尽くせりの大歓迎でした。
ミネアポリス市は、プロ・スポーツのアメリカ本土中部では北端の地。
冬に雪が深いのは当然です。スーパー・ボウルは、常に暖かい土地で開催
されているので、このような北部地区での開催は、これが、最初で最後でした。
試合終了後も、市内の雪はさらに深くなり、とても歩けないほど。
バスで空港へ行くにも大変でした。
今度、ターゲット・センター(NBAのテインバー・ウルブスのホーム)
隣に完成する「新ツインズ球場」は、オープン・エー、となっていますから、
もし、春先雪に見舞われたら、どうするのか、心配です。
開幕のころや、ポスト・シーズンには、その懸念もナシ、ではないでしょう。
ツインズはかっては、空港南側の「メトロポリタン・スタジアム」
で1961年から、メトロ・ドーム完成の1981年9月30日までプレーしていました。
この跡地は、巨大な総合ショッピング娯楽施設「モール・オブ・アメリカ」
に変身。1985年に誕生しましたが、旧野球場の歴史は残っています。
当時のホーム・プレートや、ハーモン・キルブルー内野手が
記録した最長本塁打の落下点跡も保存されています。
空港からシャトル・バスも出ているので、時間があれば、ここを
訪ねてみるのも面白い、と思います。
場内には500もの店、デパート、食堂街、水族館、娯楽施設
もある、迷子になりそうな途方もない広さ。1日でも見て回るのは不可能、
とも言われています。行くなら、狙いを定めて見るのが賢明、ではないでしょうか。
ミネアポリス・セントポール国際空港は、ダウンタウンまで、タクシーは
約25㌦、エアポート・エクスプレス・バスは片道13㌦。市内と空港
を結ぶライトレイル(ターゲット・センターのウェアハウス地区駅
から空港を結ぶ)は1㌦50㌣で乗れます。この電車は、メトロ・ドーム
駅にも止まります。交通の不便さはありません。
了
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