中部のミネアポリス市へ飛び、ツインズのホーム、メトロ・ドームを訪問します。
ミネアポリス市は、ミネソタ州最大の都市。隣接するセントポール市とともに
「双子都市」(ツイン)を形成。チームの名前は「ツインズ」になりました。
メトロ・ドームは、ミネアポリス・ダウンタウンの4、5番街の間、シカゴ・アベニュー
にあります。NFLバイキングスのホーム・スタジアムとして建設され、
長方形の形をした、東京ドームと同じ空気膜構造の白い屋根を覆われています。
ミネアポリスは冬季は寒く、雪が降る寒冷地のため、ドーム構造に
したもので、野球用に設計されていないため、左中間のふくらみがない、
特徴があります。
「ドームを出て野球専用球場でプレーしたい」願いがやっとかない、2010年
には、メトロ・ドームとは反対側のダウンタウン端「ターゲット・センター」
(倉庫地区跡地)に完成することになりました。
資金難で誕生まで10年余もかかる難産でした。
地元郡の消費税増税法案が可決され、建設資金のメドが着いて着工。
収容4万人。メトロ・ドームより約1万人少ないのですが、今度は、自然芝の上で、
本当の野球ができる、と、みんな、完成を楽しみにしています。
メトロ・ドームは人工芝。1982年4月6日にオープン。これまで、ワールドシリーズ
3回優勝の歴史がありますが、チームの経営難から、一時削減対象になり、
ファンは結束して支え、消滅の危機を乗り越えて、現在に至っています。
財政難で相次いでスターが流出。このオフも、サイヤング賞2回受賞の
左腕エース、ヨハン・サンタナ投手がメッツへ。守備の名手で攻守走光る
オールスター選手のトリイ・ハンター外野手もエンゼルスへ去りました。
それでも、ツインズは若手が躍進、そのアナを埋めて、毎年、中地区の
優勝を争っています。
その歴史ある舞台、メトロ・ドームの内部を訪ねましょう。
了
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