「ファイブ・カウンテイ・スタジアム」とは、周囲の5郡を象徴する
ネイミングですが、ゼブロン(ZEBULON)は大きな道路地図
で探さないと発見できないほどの、小さな町ですから、何もない、
と言ってもいいでしょう。
しかし、近隣のローリー市(RALEIGH)は人口25万9000人の大都市。
ここから15㌔と近く、遠征チームはローリー市に宿泊して通っています。
ローリー市はノース・カロライナ州中部の都市。ダラム、チャペルとともに
「研究トライアングル」の一角を占めている町、として知られています。
化学、電子機器製品製造が主な産業で、大学が4つもある州都です。
ダウンタウンの中心地、州議事堂の目の前にあるWエデントン・ストリート
の「歴史博物館」に注目して下さい。
ここに「ノース・カロライナ・スポーツ博物館」が入居しているのです。
1963年にこのスポーツ博物館創立計画がスタートしましたが、常設の
展示場がなく、やっと州議会の増設資金支出法案が可決され、
1994年4月に歴史博物館の施設拡張工事が完成。オープン
しました。実に30年も掛けた努力が実ったのです。
掲額されているのは、驚くほど多数の”ノース・カロライナ男”たち。
ワールド・シリーズ優勝のロジャー・クレイグ監督(ジャイアンツ)
マーリンズで王者になった、ジャック・マッキーン監督や、ヤンキース
でサイヤング賞受賞のキャットフィッシュ・ハンター投手、同じ
サイヤング賞受賞のゲリー、ジム・ペリー兄弟投手、クーパースタウン
野球殿堂入りした”ハスラー”で有名なエノス・カントリー・スローター外野手と、
救援で一時代を築いたホイト・ウィルヘルム投手らが展示されています。
「ファイブ・カウンテイ・スタジアム」へ球宴を見に行くチャンスがあれば、
ローリー市にホテルを取り、ここを見学されることをお勧めします。
ローリー市のホームページ、「ローリー・ナウ」www.raleighnow.com/
にアクセスされれば、宿泊案内も載っています。50㌦台で泊まれる
手頃なホテルも市内にあるようです。
ゼブロン市の球団「カロライナ・ムドキャッツ」(なまず)は、6500人収容
の野球場。年平均3300人の入り。日曜日だけ午後2時開始の
デーゲーム。あとはナイター。4月から8月までのシーズンです。
チームのホームページwww.gomudcats.com へアクセスすると、
ユーモラスななまずの絵がたくさん出てきます。チームのロゴ
もひげをはやしたなまずの愉快な顔です。面白い案内も
あります。マーリンズのマイナーに所属しています。
足の便が心配なので、ローリー市からの往復便をよく調べて下さい。
ホテルのフロントで聞けば教えてくれるはずです。
了
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