ジョージア・スポーツ殿堂(正式には殿堂・博物館)のタイトルは
「リメンバーリング・ザ・グレイト」(偉人を称えよう)となっています。
1階は円形の広場。事務所が入り口に。左右から2階へ通じる階段、劇場。
ジョージア室があります。殿堂入りの方々の掲額がまとめて左側の壁に展示され、
天井から1階までびっしりと並べられています。
グレート・モーメント、プロ・スポーツ、五輪関係(特にアトランタ五輪)、
などの展示が展開しています。
全体で展示品は3000個。地元の名門大学、ジョージア大、ジョージア工科大も
独立し、地元高校のコーナーと並んでいます。
2008年の9人を含め、これまでの殿堂入り方々は376人にもなりました。
博物館が「この殿堂入りのベスト偉人はだれか?」の投票を行ったところ、
1位はハンク・アーロン外野手、次点がNFLのハーシャル・ウォーカー、
3位にはタイ・カッブ外野手が入りました。
3代目の館長・エキゼクティブ・ディレクター、ジャックリン・ディセルさんは
「ジョージアには、いかに偉大なアスリートが多いか、これをご覧に
なれば、一目でお分かりになると思います。市民、州民の方々に
良く歴史を理解して頂けるように、展示に工夫を凝らしました」
と、説明しています。
アーロンはアラバマ殿堂入りしていますが、ベーブ・ルースの
不滅、と言われた歴代最多本塁打を抜いた瞬間、1974年
4月8日の開幕戦、715号アーチの再現ビデオが、2階ホール
入り口常時観賞できます。
そこに添えられている地元紙の1面記事には「彼に速球を投げ
るのは、蛇に飲み込まれるようなもの。体がすくむように
吸い込まれてしまう」と、カート・シモンズ投手のコメントがありました。
アーロンは各地の殿堂入りしている人気選手です。
吹き抜けの天井からは明るい陽光が差し込み、建物にはガラスが
多用されているのいで、場内はどこも大変見やすい、来館者には
うれしい、フレンドリーな殿堂です。
了
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