テキサスは野球人の宝庫、と、ボールパーク・イン・アーリントン
の紹介で書きましたが、まだ、殿堂・博物館はたくさんあるのです。
「テキサス・ベースボール殿堂」は、すでに、殿堂入り記念式典
をやっていますが「ヒューストンに殿堂を造る」という
計画は発表されたものの、まだ、パーマネントのホールができておらず、
ウェッブ・サイドの紹介に止まっています。
「大学野球殿堂」も、日本のヤクルトでもプレーした、ボブ・
ホーナーなどの大学スターが殿堂入りしていますが、これも
テキサス州ラボックの全米大学野球連盟がある大学敷地
内部に建設する、と計画はあっても、いつ完成するのか不明。
まだ、実現していません。
今回、紹介する「テキサス・スポーツ殿堂」は、1991年に
オープンした、立派な施設です。
場所は「ウェイコー」市。WACO。私は、最初、「ワコー」と
呼ぶ、のかと思いましたが、地元の人は、はっきりと「ウェイコー」。
ここはテキサス州中部の市。ダラス・フォートワースの南133㌔。
ヒューストンの北284㌔。どちらからも空路便はあります。
ダラスからは、アメリカン航空、ヒューストンからは、コンチネンタル航空
がともに毎日往復4便。どちらも双発プロペラ機の運行。約1時間ですぐに
到着します。
「ウェイコーってどこ?」と、ほとんどの方はご存じないでしょうが、
緑濃い農村地帯。空港も平屋建て、本当に簡素な地方空港です。
さて、空港に着いても、何も足の便がありません。
だが、幸いにも、空港とダウンタウンのホテル間には、シャトル
バスの送迎があるので、これを利用しました。
私は、ヒルトンを予約していたので、空港ロビーの
連絡電話で「頼みます」と言うと、「OK。しばらく待ってくれ」。
待つこと約20分。小型の迎えバスが来ました。空港からホテルまで
約20分は掛かるドライブ。無事にホテルへ到着したときは、やれやれ、
と思いました。
ホテル客でないと、乗れない?ということもないようです。
私と一緒に乗った相客は、ヒルトンの宿泊客ではなく、別の場所に歩いて行ってしまい、
「サンキュウ」と、チップを渡してさよなら。運転手は「キミは
いけない!」などとは言いませんでした。
公共バスはありませんし、空港にタクシーもない。これでは、
このシャトルバスは、とてもうれしいサービス。暗黙の上に助け合う、
地方の良さでしょうか。
「テキサス・スポーツ殿堂」は、ヒルトンから徒歩10分の近距離にあります。
了
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