この「リプケン博物館」は、1996年12月6日、アバディーン市
の旧シテイ・ホールの建物を改造してオープンしました。石造りの
古いビルです。正面芝生広場には、右手を高く挙げ、左手を腰に
添えて、ファンの声援に応える、リプケンの銅像が建てられています。
帽子を被らず、前を見つめる姿は、印象的でした。
しかし、何分にも、ここは狭く、もう、これ以上は、メモラビリア
も収容仕切れないため、リプケン財団は、移転を決意。
「リプケン・ユース・アカデミー」内部の「リプケン・スタジアム」
へ移転しました。
目下、球場のクラブ・レベルに、臨時展示所を設け、ファン
に対応しています。
球場の公式戦シーズンは、6月から9月の短期ですが、
10月から5月までの期間も展示は、一般公開する、
となっています。
正式に、いつ、新博物館が完成するのか、規模は、などの
詳細は、まだ発表されていません。
これで、球場を訪ねれば、博物館も、リプケン野球の指導
ぶりも、公式戦も、目の前で見ることができます。1カ所に集中して
くれたのは、大変、有りがたい、と、思います。
リプケンは、2001年10月6日、現役を引退すると、自分の後世
をすべて、地元の青少年指導に当てる、ことを決意。
「ベースボール・アカデミー」を創立。さらに、2002年
1月、二ユーヨーク州ユチカ・ブルー・ソックスを買収。
この、アバディーンへ移し「アバディーン・アイアンバード」
を創立。専用野球場(約6000人収容)も造り、ファン
を招いた、のです。
私財を惜しげなく投資し、正しい野球育成に、力を注ぐ、
リプケン。その生き方の素晴らしさには、感服する以外にありません。
リプケン・スタジアムは、リプケンがプレーした、
ボルチモア・オリオールズのホーム「カムデンヤード」
そっくりに造られており「いつか、ここを巣立って、
オリオールズでプレーした欲しい」の願いが、込められて
いる野球場なのです。
リプケン・スタジアムは、この博物館に近い、アバディーン市
873 ロング・ドライブの地にあります。
了
リプケンの銅像が
コメント