サントリーさんは、この似顔絵展示の案内が終わると
「さあ、今度はホール・オブ・フェイムです」と、私を
右翼場外の公園に案内してくれました。
そこは、ファン、家族の懇談、テールゲート・パーティの会場
にもなる、噴水が上がる広場。試合のときだけ解放して
います。いつもは、カギを掛けて閉鎖してあるのは
(夜間に侵入されて、破壊される危険を防ぐため)という
話しでした。
扉を開けると、ポジション別に、配置されている、
ダイヤモンドの形に建てられた、石の壁が建ち、そこに
額が並んで掛けられています。
ポジション別の展示とは、ユニークな発想。私も、
多くの殿堂、博物館を見てきましたが、この野外の
展示場が初めての試みではないでしょうか。
外野はセンターを中心に左翼、右翼。内野も4つの
ポジション別。捕手、投手がマウンドを挟んで対峙
しています。そして、監督、エキゼクティブ。
「額は名前と簡単な経歴を加えてあるだけで、
簡素ですが、コロンバスに関係のある人々を、
ファンの方が印象付けてもらえばいい、のです」
と、サントリーさん。
すでに、風雪にさらされ、文字もかすんでいる、偉人
もいます。「こんなに、コロンバス卒業生が多数いたのか」と
驚くメンバーばかりでした。すでに200人を超えている
この展示は壮観です。サントリーさんは、こう言いました。
「ジターや、ポサダは、現役を引退したら、ここに
掲げられるでしょうネ」。
この殿堂公園は、樹木が茂り、緑濃い環境が素晴らしい。
ここを建設したのは、熱烈なコロンバス・ファンで、
球場建設の後押しをした、地元の名士、の名前が冠に着き
「ダイサート・パーク」と、呼ばれています。
(了)
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