AT&Tパークの正面広場は、「メイズ・プラザ」と、呼ばれ、
殿堂入りの大スター、ウィリー・メイズの打撃フォーム銅像
が建っています。バットを振り切る、会心の姿。白御影石の
台座の上に立つ、メイズの表情は、まさに、ジャイアンツの
象徴。彼の欠番背番号「24」にちなんで、周囲には、24本
のパームツリーが植えられ、メイズを囲むように、聳えて
います。この周辺には、いつも、ファンがたむろし、にぎやか
です。
一塁側への道を行くと、ジャイアンツ・グッズ・ショップ。その先の
右翼席入り口前の、小広場には、新たに、大投手、ファン・
マリシャルのハイキック・フォームの銅像が建ちました。
ここから、センターへ回ると、マッコビー湾。
ジャイアンツは、建設に当たり、内海の船付き場の土地を
背景に設計。対岸のオークランドから、フェリーで渡る人々
を迎える工夫をしました。
この湾を巡る、小半島の突端に、マッコビーの銅像が建って
います。
ここは「チャイナ・ベイジン・パーク」と呼ばれ、中央に芝生の広場。四季
の花が咲き、糸杉が植えられている、ファンの憩いの場。この
一帯を、マッコビーの歴史を飾る、「ジャイアンツ・ヒストリー・
ウォーク」記念公園にしました。球場内部に、博物館のスペース
がないため、苦心の演出です。
公園の遊歩通路に沿って、ジャイアンツの年代誌、
銅板のプレートが、嵌め込まれ、プレートには、照明を埋めて、
マッコビーの足跡も、一目で分かるように、浮き出しています。
ファンが献金した、マッコビー賛歌のタイルも、プレート横に飾る
工夫が、凝らされています。
この公園、岬の最先端に建つ、マッコビー銅像は、海へ向かって
バットを振り切る勇姿。一度、眺めて下さい。
この銅像は、台座170㌢の上に立ち、マッコビーの記録紹介も、
プレートにはめ込まれ、特に、夜間は、黒塗りポールの2本の
照明灯が照らし出す、銅像は、素晴らしい夜景ではありませんか。
ここを訪ねるには、夜間を、お勧めます。照明は明るく、不安は
ありません。カリフォルニアの澄み切った青空、
海の深いブルー。自然を生かした設計は、実に、バランスが
良い。思わず、時間も忘れるようでしょう。
了
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