この殿堂と、球場の広場の間に、レッズの歴史に残る、
スターの銅像が4つ、点在しています。
筋肉隆々の、テッド・クルゼウスキー一塁手。
ジョー・ナックスホール投手、フランク・ロビンソン
外野手、アーネスト・ロンバルジー捕手。いずれも
見事な出来映えです。
球場入り口前の2階テラスには、歴史写真の展示コーナー
もありますし、芝生のクロスレー・テラスは、家族が団らん
の場所。全体の配置、構成も良く、目の前を流れる、オハイオ川を挟んで、
対岸のコビントン地区も、見所がいっぱいの地区。
この、博物館は、経費難で完成が2年も遅れ、竣工は、2004年
9月25日。球場がオープンしてから1年後でした。
元々、NFLベンガルズと同居し、円形の、人工芝球場でしたが、ともに
独立。ベンガルズは、野球場隣に新設された「ポール・
ブラウン・スタジアム」に移転。さらに、室内ドームの
「USバンク・アリーナ」も並び、この一画は、3つのスポーツ
施設で、常に、ファンを集めています。
ダウンタウン中心地にある、市民憩いの場「ファウンテン・
スクエア」は、大きな噴水が有名。昼休みには、多くの
人々が、ランチを楽しんでいます。
いつも、犬をお供にしていた、名物女性オーナー、ショット女史が、
レッズ優勝の1990年、アスレチックスをストレートで破り、凱旋した
とき、ファンで埋め尽くされた、このファウンテン・スクエアの壇上に立ち、
真っ赤なスーツで、市民に「有り難う!」を絶叫していた姿は、当時、取材
した私の、忘れられない思い出です。
あれから、レッズは、栄光を取り戻せないのです。
了
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