タンパからピッツバーグへ飛び、パイレーツのPNC
パークへ。ダウンタウンのホテルから、徒歩で行ける、
大変便利な野球場。黄色に塗られた、ロベルト・クリメンテ
橋を渡れば、アレゲニー川に面した近代的なPNCパーク
は目の前。
センター入場口には、ベースランニングへ移ろうと、スタート
を切る、クレメンテの銅像が建ち、左翼口には、強打者、
ウィリー・スタージェルの巨大な銅像が、そそり立って
います。
取材申請したパスも用意されていました。エレベーターで
4階のプレスボックスへ。地元紙と、遠征担当記者で満員。
ちょうど、その日は地元開幕戦。十分堪能できました。
試合後の監督会見を取材すると、パイレーツは、
記者会見室で、トレーシー監督と質疑応答。
「何故、こんなに打てないか」と、矢継ぎ早の厳しい
質問に、監督は苦しそうに答えます。
普通、監督室が解放され、ここで、囲み取材がある、
のですが、監督室が狭いため、部屋に入れるのを
嫌う監督も少なくなく、無用の会話を避けるため、この
会見方式も広がり始めています。
監督室で、雑談をしながら、何気なく、話す方が
いいのですが、ここで、ヒントを得た記者は、選手を
クラブハウスでつかまえます。
日本と違って、クラブハウスは実に広く、一切立ち入り
できない、日本とは対照的に、正規の取材許可証さえ、身につけ
ていれば、日本の記者も入室OKなのが有りがたい。
シャワーを済ませた選手は、よほどのことがない限り、
自分のロッカー前で、話しをしてくれます。
まず、トラブルが起きない限り、ノーコメントは
ないはず。
負けたチームを覗くのは、勇気がいりますが、
パイレーツのナインは、平然と、対応していました。
会見は、いつも、どこでも、面白いものです。
了
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